7月8日: 関西国際空港から出発
7月8日、私は関西国際空港からペルーに向けて出発しました。今回の旅は、10年前に訪れたアラスカ以来の海外旅行です。あの頃と比べると、スマホの存在が旅を非常に便利にしてくれました。必要な情報や連絡手段が手のひらにある安心感が前回との違いでした。
香港経由でロサンゼルスへ
まず香港に到着し、次のフライトでロサンゼルスに向かいました。ロサンゼルスの空港での乗り継ぎでは、英語の能力が少し落ちていることを感じましたが、留学時代に使っていたおかげで、自然と言葉が出てきてスムーズに移動することができました。
ロサンゼルスからリマへ
ロサンゼルスからのフライトはさらに長く、ついにペルーの首都リマに到着しました。日本からここまでに要した時間は乗り継ぎの待合時間も含めると約35時間に及び、体力的にも精神的にもかなりの負担を感じました。あと一日以上風呂に入れないのも慣れてませんでした。ここまでの長時間の移動は初めてで、正直なところ非常に疲れました。移動時間はお金では解決できないと感じ、特に長距離の海外旅行は若いうちに経験しておくべきだと思いました。負担の軽減策ではビジネスやファーストクラスを利用するのも必要かと思います。
リマ到着後のエピソード
リマに着くと、現地のエージェントに依頼していたタクシードライバーが空港でウェルカムボードを持って待機してくれていました。初めてのスペイン語圏で少し不安でしたが、ドライバーが日本語を話せたので安心しました。ペルーではソルという通貨が使われており、早速案内してもらって通貨を交換しました。そのついでにesimの購入も教えてもらいました。店員さんのスペイン語が分からなかったので、とても助かりました。
ドライバーとの会話
その後、ドライバーの車でリマ郊外の目的地まで約1時間半かけて移動しました。ドライバーさんの名前は忘れてしまいましたが、数年前まで日本の愛知県で解体業を10年ほどしていたそうです。結婚しており子供もいますが、離婚して妻は日本に残っているとのこと。昨年も子供に会うために日本を訪れていました。
リマの街並みを見ていると、発展途上国の一面を強く感じました。古い日本や韓国の車が多く、大気汚染も深刻です。その中でもドライバーさんの車は新しい日本のホンダのSUVでした。会話の中で、彼の父親がサウナを経営しており裕福で、ランドクルーザーを所有していることを知りました。この国でそれを所有しているとなると、かなり裕福なのは想像に難くありません。
リマ郊外の景色と貧困
そんな感じで時間が過ぎ、目的地周辺に近づきました。周りは大きな岩山が連なっており、その間を片道2車線の国道が走っています。周辺は農地やホテル、ガソリンスタンドが立っており、国道から未舗装の道に入り10分程度デコボコ道を走るとリトリートセンターに着きました。リトリートセンターの入口には高齢女性が立っており、ドライバーさんがシャーマンであると説明してくれました。
リトリートセンター到着
車を降りると、私はその高齢女性に挨拶し、自己紹介をしました。彼女は私が一週間過ごす部屋に案内してくれました。荷物を置いた後は、施設中央にある食堂でアヤワスカの説明や体調の報告が行われました。この時は息子のリカルドが英語で対応してくれました。私のつたない英語で説明をして、シャーマンのアイリスとはGoogle翻訳を使ってスペイン語でコミュニケーションすれば良いと教えてくれました。
翻訳アプリでのコミュニケーション
初めてスペイン語で翻訳アプリを使ってコミュニケーションを行いました。精度は70～80％程度で多少の齟齬はありましたが、向こうも理解しているので問題なく使うことができました。説明が終わった後は軽い昼食をとって部屋に戻り、夜からのセッションに備えました。
部屋の設備
部屋は個室で、シャワーとトイレが完備されていました。シャワーはお湯の勢いが弱かったですが、後で使った他の施設と比較したらお湯が安定して出るだけでもありがたかったです。トイレは水洗便所で、使用したペーパーは横にあるゴミ箱に捨てる方式でした。
庭と洗濯施設
部屋を出ると庭が広がっていましたが、昼間は岩山からの砂が降っています。私はあまり外に出たいとは思いませんでした。洗濯機は母屋のものをいつでも使用できます。外に干すと砂の被害を受けそうですが、気にしない強さが必要です。施設からはいつでも出られますが、田舎なので外に出ても何もないと思います。あと野犬がいるため外に出るのは嫌かもしれません。治安は悪くないとのことでした。施設内にはアヤワスカの木が自生しているようでした。
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