6月9日18時、80mlのアヤワスカを摂取しました。味はワインのようでした。冬の庭に横たわり、毛布をかけてもらいましたが冬の寒さを感じました。
目を閉じると、暗闇の中に光の筋が走り、シャーマンの奏でる音楽が響きました。約30分後、軽度の酩酊状態と少しの胃のむかつきを感じましたが、意識はしっかりしていました。
尿意を感じてトイレに行くと、酔いがさらに強くなりましたが、依然として自我は保たれていました。再び横になり目を閉じました。焚火の光や風、虫の羽音が刺激を感じていました。目を閉じている瞼の裏側の暗闇が明るく感じられました。
目を閉じているにしては明るすぎるので不思議に思っていると、次は目の前が暗くなり、次第に透明なガラスの縦線が見えて自分が暗く大きい洞窟のような空間にいることに気付きました。その空間の映像が勝手に進み始めると、雲のようなスペースシップが左下に浮かび上がり共にさらに進みました。すると、巨大な灰色の積乱雲が広がる空間に出ました。その時点で今までの瞑想では見られない映像を見ることが出来たので楽しんでいました。次第に灰色の世界が色づきはじめ薄ピンク色と白の巨大な雲が水のように流れる空間に変わりました。
この美しい光景をただ見るだけではもったいないと感じ、一度目を開けて現実の世界を確認しました。確かに庭に横たわっていました。自分の体に意識を戻すと、松果体部分が熱を帯び活発になっているのを感じました。多分脳内ホルモンによって脳が活性化しているのでしょう。これが脳の本来の機能で使い方なのかもしれません。体の他の部分には変化はなく、多幸感に包まれていました。瞑想の目的はここにあるのだと確信しました。この状態を味わえるなら、何時間でも座っていられるでしょう。
再度目を閉じて意識の世界に戻ると、相変わらずピンクと白の雲の中を流れていました。試みとして松果体から上に光が出ているのを意識し、高次の存在とコンタクトを試みました。返信が返ってくるわけではなく、瞬間に自己で理解し納得する感覚でした。これは答えが返ってきたというよりは今までの知識にあるという意味かと思います。
さらに宇宙を意識すると、もっと大きな意識を知覚し始めました。もっと進もうとした瞬間、「今日はここまで」と諭された感覚がありました。
意識を体に向けると脳もエネルギーを使っており、あくびが止まらず疲れてきたことを知覚し始めました。3次元の身体を使って高次世界に入るには身体を大切にするよう諭されました。これが本来の脳の使い方であり、3次元世界から高次世界へアクセスするための扉のようだと感じました。向こうの世界は感謝、愛、美しいエネルギーで満たされていました。
そのあとはシャーマンに付き添われ自室に戻りました。メモを取って後に記録できるようにしました。嘔吐や下痢といった症状なく自然に行けたのは幸いでした。